中小零細企業ほど「継続した情報発信」が必要になった今。「動画」への注目が高まった背景について前回、考察をしました。
今回はビジネスにおいて「動画がどんな役割を担えるのか」について考察してみます。
WEB動画が担える役割
動画とはコンテンツ形式の1つです(他には文章、画像、音声)。ですので、情報提供、情報発信が担えるほとんどの役割を動画も担えると言えるでしょう。
とはいえ向き不向きはあると思います。
コミュニケーション
動画は「映像と音」による情報伝達が可能です。それはコミュニケーションに置いて非常に有益ですね。もちろんリアルタイムでの会話はできませんが(ライブ配信なら可能)、質問に回答するやコメントへの回答などを動画として公開するのはありですね。
アメリカのビジネス系YouTuberでも毎週◯曜日は質問に答える動画!とシリーズ的にやっている人も多いです。
ファン作り
動画のなかに社長や社員が顔を出して登場し話をするのは、ファン作りにも有効です。けっして文章や画像ではファン作りができないと言うことではありません。
話が苦手だけど文章を書くのは得意だという人は無理して動画を作るよりも文章を書いた方が良いでしょう。
よくもわるくも動画は「空気感」「雰囲気」というものが伝わります。顔の表情や声のトーン、身振り手振りなど文字や画像よりも伝わってしまいます。
だからこそ観ている人に「親近感」を持ってもらいやすいのです。自分も動画を公開していますが、日頃ぜんぜん会わない人や会ったことがない人から「動画見ています」と言われることがあります。
「ブログを読んでいます」と言ってくださる人よりも、相手の人が持っている「遠藤への親近感」は近くに感じてくれていることが多いように感じています。
信頼獲得
顔を出したからといって100%の信頼を得られるわけではありません。でも自分たちの専門分野のことをしっかりと伝えることができれば信頼を得られるでしょう。
動画で顔を出して話をするということは、信頼されやすくもあります。
顔を出さず、どこの誰かを伝えていない場合と、どこの誰かがハッキリしている場合とでは、同じ情報を伝えたとしたら受け取り側の持つ印象はだいぶ違うはずです。
教育、研修
文章で書いて伝えるよりも、見せた方が早い情報や話して伝えた方が伝わる情報は沢山あります。
山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」という言葉もありますが、マニュアルや教科書など文字で作るようりも、音声と映像で作った方が良い場合もありますよね。
役割を果たせるためにどんな動画を作るか
それぞれの役割を果たすためにどんな動画を作ったら良いのかは、各商品・サービス、ターゲットに合わせて考える必要がありますね。
次回は「動画の種類」について書こうと思います。